仙人の姓名判断

陰陽配列でバランスを見る

姓名判断も多くの東洋占術と同じように陰陽論を基本になりたっています。陰陽説とは「この世界に存在するものは相反する陽と陰の2つの要素によって存在する事ができる」という古代中国の思想です。

つまり世の中には女性と男性、生と死、光と闇、喜びと悲しみなど何らかのかたちで相対するものが存在します。どちらか片方の要素だけでは存在できません。もしも、この世界が初めから男性だけだとすると、男性という概念自体も存在できません。女性という概念があるからこそ、相対する男性という概念も存在できるからです。

そして、画数の数字にも陰陽説が適用されています。それは「奇数」と「偶数」です。奇数は「陽」で偶数が「陰」になります。例えば山田太郎さんの場合では次のようになります。

姓名=山田太郎、画数=3・5・4・14、陰陽配列=陽陽陰陰。

そして、この画数の陰陽の並び方によって吉凶を見ることを「陰陽配列」と呼びます。陰陽配列での吉凶には次の種類があります。

大吉=人格に陽と陰の両方を含む構成。吉=人格に陽か陰の片方しか無いが、全体では両方ある構成。凶=全体的に陽か陰のどちらか一方しかない構成。

つまり、人格の部分に陰と陽の両方が含まれているかが吉凶を見る基準となるのです。 また、陰陽配列が凶だと五格に吉数があっても、その吉作用が弱まるといわれます。名づけの際には五格だけでなく、陰陽配列も確認したほうが安心でしょう。

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