仙人の姓名判断

旧字体と新字体について

姓名判断では普段から見慣れている「新字体」の他にも「旧字体」の画数で占う伝統的な占い方があります。ここで言う新字体とは、1946年から現在まで使われている当用漢字や常用漢字の字体を指し、旧字体とはそれ以前に使われていた字体を指します。

姓名判断は旧字体の画数で占うのが一般的でしたが、今では日常的に使用している新字体で占う方法も広まっています。新字体は基本的に見たままの画数で数えますが、同じ漢字でも旧字体の場合は見た目や画数が大きく異なることがあります。

次の表は上下で、同じ漢字の新字体と旧字体を並べた表です。

字体の画数比較:滝沢栄亜円恵将浅辺塩

このように同じ漢字でも、どちらの字体が姓名に使われているかで、画数が全く変わってしまいます。例えば「なかざわ」という苗字の場合、「ざわ」には「沢」と「澤」のどちらの漢字も使われていますよね。

一般的に新字体で占う場合、日常的に使っている姓名を見たままの画数で数えます。中澤の「澤」は旧字体ですが、新字体で占うときに新字体の「沢」の画数で数える必要はありません。ですので「中沢」は11画と数えますし、「中澤」は16画と数えます。

旧字体で占う場合は、姓名に使われている漢字を、すべて旧字体の画数で数えます。例えば「中沢」という苗字であっても、「沢」を数えるときは、その旧字体である「澤」の画数で数える必要があるのです。また、伝統的な姓名判断の占い方では、旧字体の画数で数える以外にも、いくつかの特殊なルールに基いて画数を計算する必要があります。

結局、どちらの字体で数えるべき?

よく、「旧字体と新字体の両方で画数で占ってみたら、片方は凶運とでたのにもう片方は吉運という結果がでた。一体どちらの字体で占った結果が正しいの?」という話を聞きます。結論から言うと、流派による占い方の違いなので、どちらが正しいかという答えは出せません。現在もどちらの字体で数えるのが正しいか、については意見が分かれるようです。

また、普段使っている新字体で占って凶運だったけど、旧字体で占ってみたら吉運だったという場合や、その逆だったという場合もよくあります。どちらにしても、片方が吉運であれば問題は無いと思います。

では「両方の字体で占って凶運だった場合はどうすれば・・・・?」と嘆きたくなる方もいるかも知れません。ですが、あくまで姓名が暗示する吉凶も、運勢を示す一つの要素でしかありません。例えば、体力がないでも、正しいトレーニング方法を学び、運動を楽しめるような工夫をするなど、努力を継続することで体力をつけることができます。

占いは貴方の運勢を縛りつける呪いではなく、貴方の運勢がもつ苦手な面や、伸ばすべき長所を暗示するものでしかないのです。

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